就労移行支援事業所で学んでいることと摂食障害の克服。そして発達障害グレーゾーン。

36歳から始めたデザインの勉強と摂食障害をどう克服していくかをつづっていきます。

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発達障害のグレーゾーンということについて

このブログのタイトルにもあるように私は現在、発達障害の診断名がついておらず、発達障害のグレーゾーンに位置しているという状態です。

 

自分でもよくわかっていない部分がありますが、グレーゾーンについてちょっと書きます。

発達障害について

最近では、メディアでもとりあげられていますし、「発達障害」と検索すれば詳しい説明も載っているので、改めてということになりますが、発達障害について少し説明します。

 

発達障害といっても、いろいろあり、自閉症スペクトラムASD)、注意欠如多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)と大きく3つに分かれます。

 

アスペルガーという言葉を聞くとは思いますが、最近ではアスペルガーとは言わずに、自閉症スペクトラムというようになりました。

 

発達障害とは、先天的なものであり、大人になってからわかるケースもあります。病気とは違い、治るというものではありませんので、この障害・特性とどううまく付き合っていくかとかを考えていくほうが、大事だと思います。

 

自分は発達障害だから・・・と、諦めたりせずに、自分の得意なところや苦手なところを知り、それを受け入れて、得意なところで活躍できるようになっていければ人生楽しく生きていけるかもしれません。

 

活躍できるというのは、何も世界や日本で有名になるという意味ではありません。無理なく、ストレスなく働ける、生きていけることが見つけられれば最高だと思います。

 

ちなみに、私の通所している就労移行支援事業所では、「発達障害=脳の適応障害」と捉えています。

 

診断について

診断は医師によって様々だと思います。私は発達障害の病院をいくつも行ったことがなく、1つの病院しか行ったことがないので、よくわかりません。

 

私の場合、問診、WAIS-Ⅲという知能検査を受けました。

 

WAIS-Ⅲとは、臨床心理士さんと自分で静かな部屋の中で行い、時間は2時間位だったような気がします。

 

問題を臨床心理士さんが出題し、それに対して答えるのですが、時間制限があり、答えられないものもありましたし、どんどん進んでいったものもあります。

 

いろいろな問題が出されました。計算問題や国語の問題、手を動かして積み木を並び替えるもの、カードを並び替えるもの、いろいろなものをやりました。

 

発達障害について相談するまでの経緯

心療内科を受診するのは、今通院している病院が3つめですが、それまでは、精神障害のほうで通院していました。

 

引っ越しを機に、病院を変えたのが今通院している病院になるのですが、それまで発達障害について相談したことがありませんでした。

 

今まで2つ通院した病院は、どちらも男の先生でして、自分から「私、発達障害のような気がするのですが・・・」と言ったら、素人判断で何言ってんだ?!と思われたらどうしようと思って、相談できずにいました。

 

ちょうど、引っ越し前に、「光トポグラフィー」という検査を知り、うつが数値化できる検査ということで受けました。これは、通院している病院とは全く別のところで、光トポグラフィーを専門でやっているところでした。

 

頭に装置みたいなのをつけて、パソコンの画面に質問が出てきてそれに答えるという検査です。

 

終わった後はすぐにグラフで結果が出て、自分がどういう状態にあるのかわかるというものでした。医師からの説明もしていただきました。

 

その時の私はうつ病の数値として出ていました。

 

結果を説明してもらう時に、いろいろと今までのこととかも聞かれましたが、「今までずいぶんと生きづらかったのではないですか」と言われたので、発達障害について少し考えていると言ったら、もしかしたら可能性としてはあるかもしれませんね、ということでしたので、引っ越しで新しく通う病院では相談してみようと思いました。

 

今の病院になり、女の先生で最初からとても話しやすい雰囲気の先生でしたので、発達障害について相談してみました。

 

いくつかの問診をされ、ADHDですねということで、ストラテラというADHDの薬を処方されました。

 

効果が出るまでに、少し時間がかかるので、何か月か飲んでみないとわからないものだという説明でした。

 

発達障害について相談してみて良かったと思いました。自分でもADHDなのではないかと、思っていたところがあったので、「先生の口からADHDです」と言われた時は、ホッとしたというのが、その時の素直な気持ちです。

 

しかし、そこから少しして、問診だけで判断されたけど本当に大丈夫だったのかなあという思いも多少ありました。

 

ADHDの薬

ストラテラですが、副作用が出てしまいすぐに中止することになりまして、次に処方されたのがコンサータでした。

 

コンサータは、副作用もなく今でも飲んでいます。

 

コンサータを初めて飲んだ時は、まだ会社に勤めていたのですが、頭の中が整理されてきているという感覚になった気がしました。

 

この薬を飲みはじめてから、やらなければいけないリストとかも作ってみたり、データ作成をする仕事でしたので、数字の間違いがないか何度も見直すということもできるようになり、私としては自分に合っている薬だと思っています。

 

先生からは、平日のみ飲んで休日は飲まなくても大丈夫ですよ、と言われましたが、飲んでいないと、眠気がすごいです。

 

コンサータストラテラも、どちらも薬代が高いので、自立支援医療費制度という自己負担が1割になるものを利用したほうが良いと思います。

 

私は以前からこの制度を利用しているのですが、この自立支援医療費制度は、通院する病院・薬局を指定しないといけません。

 

途中で変更することは可能ですが、変更しないで他の病院や薬局では使えませんので、最初に病院を変えた時にまだ変更していなかった為、薬代に驚きました!

 

なぜ、今はグレーゾーンなのか

最初、私は発達障害のグレーゾーンです、と言いました。

 

確かに、一番最初に発達障害について相談した時にはADHDと言われました。

しかし、今は診断名がついていないのです。

 

診断を受けたのが去年の4月頃のことでした。そして、12月にはうつ病摂食障害で入院をしました。

 

幸いというか、通院している病院には、入院病棟もあったので、他の病院に行かずに入院することができました。

 

その時に、先生から、ADHDの傾向があるかどうか検査してみましょうか?!と言われたので受けた検査がWAIS-Ⅲでした。

 

主治医の先生は2月に退職が決まっていました。

本当は、主治医の先生から診断を聞きたかったのですが、ちょうど、私も会社の退職でそれについての相談を主にしていたというのもあり、先生の退職前に診断名を聞くことはできませんでした。

 

先生が新しく変わり、やはり、男の先生より女の先生のほうが話やすいと思い、女の先生にしてもらいました。

 

摂食障害も専門としている先生だから、心強いと思いますよと言われていました。

 

新しい先生になって4回目くらいの診察の際に、思い切って、発達障害の診断名について聞いていました。

 

カルテや臨床心理士さんの報告書など全ては共有されているので、それを見ながら先生がお答えしてくださいました。

 

発達障害ではないとは思いますが、傾向はあると思います。なので、今まで通りコンサータを飲んで大丈夫です。」

 

これで、私の今の状態がはっきりとしました。診断名がなく、傾向があるということです。

 

WAIS-Ⅲの結果説明

WAIS-Ⅲを受けた後に結果が出るのは1週間くらいかかるということで、ちょうど年末年始もはさんだので、年明け早々に結果を聞くということになりました。

 

臨床心理士さんから、グラフで示された結果を見せてもらいながら説明を受けたところ、一番最初に言われたのが「この結果を見て、とてもびっくりしました。今まで相当生きづらかったんじゃないかなと思いました。」と言われました。

 

その次に説明がありました。思い出しながらですがまとめますと、

・この結果からはADHDの傾向は見られませんでした

・他の特徴に当てはまるものもちょっとないようです

・しかし、何らかの支援は必要だと思います

・診断名は先生がつけます

・今までの診察の状況から総合的に判断されます

・もしかしたら、診断名がつかない場合もあります

・全体的にIQは低く出ています

・ある結果で低い結果が出ているものがあるので、それに引っ張られての全体の結果として出ているものなので、あまり気にすることはありません

・普通の人のIQが平均で100位、それより少し低いのが80位、知的障害といわれるものになると69以下です

・IQ79~70だとボーダーラインと言われるところです

・この検査を受けた人の割合から5%の人に当てはまる珍しい結果だと思いました

・同時にたくさんのことをこなすことが苦手だと思うので、誰かのサポート役とか、単純作業の仕事に就いたほうが良いと思います

 

と、このような説明でした。全部が全部覚えていないので、他のことも言われたと思いますが、あまり漏れはないと思います。

 

WAIS-Ⅲを受けた以外にも、鉛筆と白いA4サイズの紙を渡され、人物・家・木を紙に描いてくださいという、性格検査もしました。これは時間制限がありませんでした。

 

その結果としては、

・顔に表情が描かれていて、少し笑ったような表情がみられるので、アスペルガーとは違うと思う

・家には窓、ドアが描かれているので、これもアスペルガーとは違うと思う

・木はとても特徴があるように描かれていて、上の部分が描ききれていないでいるのは自分のエネルギーがまだあるということを意味している

・根の部分をとても細かく描いていたので、これもエネルギーを秘めているというように見える

 

このような説明でした。

 

発達障害の傾向があるということを受けて

自分はずっとADHDだと思ってきたので、はっきりと発達障害ではなく傾向があるということを言われた時は、驚いたし、今までのは何だったのだろうと思いました。

 

病院を変えようかとも思いました。

 

WAIS-Ⅲが全てではないと臨床心理士さんに言われましたが、その検査を受けて診断が変わったのだから、その検査で左右されたのではないかと思いました。

 

本当に戸惑いました。

 

WAIS-Ⅲの結果が全てではないと言われるのであれば、あのグラフのガタガタは何を意味するのだろう?とも思いました。

 

その時は既に、今の就労移行支援事業所に通所していました。大人の発達障害のための施設というところだったので、診断名がなくなってしまった今、もう通えないのではないのかと不安になりました。

 

自分でもどう処理して良いかわからなかったし、とにかく何とも言えない気分だったので、施設長さんに相談してみました。

 

「診断名がなくなったからといって、通所を断るということはしないので大丈夫ですよ」、とのことで安心しました。

 

「自分がどうしたいのかですが、診断名をはっきりさせたいということであれば、病院を変えるというのも一つなのかもしれませんが、発達障害になりたいとか、そういうことではないですよね?」と言われ、そこでやっと答えが見つかった気がしました。

 

診断名がついていなくても、それはそれでそういうものだと思っていこうと思いました。

 

もしかしたら、病院が変わったり先生が変わったりすれば診断名が変わるかもしれません。

 

発達障害の診断はとても難しいということも聞いたことがあります。

 

先生からの説明としては、「これ」といったものにばっちりと当てはまっているものがない、ということでした。

 

傾向があるということで、苦手なところなどは気をつけつつ無理に克服しないようにしようと思いました。

 

以前、妹から言われたことがあります。

妹は重度の知的障害の方の施設の職員です。

 

基準を設ける時には、どうしてもグレーゾーンの人が出てきてしまう、と言われました。

 

私の場合は、発達障害か知的障害のグレーゾーンで、それに伴う二次障害としてうつ病摂食障害になったんだと思う、と言われました。

 

妹なのに医者みたいなこと言われた・・・と思いましたが、私はそれに納得しました。

 

これを言われた時は、入院した後に言われたことだったので、先生からはっきりとした説明を受ける時よりかなり前に言われていたことです。

 

今後は??

病院を変える予定はありません。薬も、コンサータを飲み続けると思います。

コンサータに関しては、否定的なことを言う人もいると思います。

 

先生に毎日飲んでも良いのかと尋ねたところ、私の容量は少ないので、毎日飲んでも大丈夫ということでした。

 

一瞬、否定的な意見に傾きかけましたが、今の先生を信用して、先生が良いと言っているのであれば飲んでいこうと思いました。

 

じゃあ、一生のみ続けるのか?ということについては、ゆくゆく考えていこうと思います。

 

発達障害のグレーゾーンなのか、知的障害のグレーゾーンなのか、その辺はよくわかりませんが、発達障害の診断名がきちんとついている人とそんなに差はないと思っています。

 

診断名がついている人と同じような悩みもあります。

 

ただ、診断名がついていると、人に説明する時にしやすいので、その点については診断名がついていると良いのかなと思う時もありますが、説明の仕方を工夫すれば良いので、あまり深く考えないようにしました。

 

私と同じように、傾向があるということで診断名がついていないという人がいるかもしれません。

 

たくさん病院をまわって、診察料や体力を消耗するより、今目の前のことに向き合っていって、楽しく生きていければいいのかな、と思う36歳の今日この頃でした。

 

 

ここまで長文を読んでくださった方がいらっしゃいましたらありがとうございました!